国道6号線 全区間運行再開2014/09/18 21:16

福島第1原発事故以後、帰宅困難地区での通行止めが続いていた国道6号線。

除染・復旧作業を勧めた結果、15日午前0時より、約3年半ぶりに規制が解除されて自動車でのみ通行が可能になりました。

14.1Kmの距離・約20分の通過時間となります。

ただし、除染作業はしたものの、上記区間は線量の通常よりも高いことから、バイク・自転車・徒歩での通過は禁止、途中での特別な事情で無い限りの停車禁止・下車も禁止されております。

今まで、迂回を余儀なくされて約2時間余計にかかっていたのが解消されることになり、復興の後押しになると期待されております。

ただ、一般の方も通行可能になることにより、立入禁止区域となっている場所に侵入・盗難などの被害も懸念されております。

なお、福島第1原発は近いところで直線距離で約2km。

私が過去に通行した記憶では、意外と近い距離にあるな・・・と思います。


来年GW前には、常磐自動車道が全線開通予定ですので、いわき-相馬地区の交流がさらに進むのではないか、と思います。

因みに、常磐自動車道は国道6号線よりも山側になります。


と、なると・・・常磐線の今後。

国道6号線よりも少しですが山側を通るのですが、竜田-原ノ町間再開の見通しが立たないのが現状です。

避難指示解除準備区域が解除されれば、原ノ町-小高間は再開できるとのことですが、他の区間(移転を含む復旧工事区間は除く)は被害状況の調査もまだされていない区間もあるそうです。

仮に、帰宅困難地区を全区間通過させて開通・・・これも厳しいでしょう。


ただ、常磐自動車道が全区間開通すれば、いわき地区-相馬地区の(直行)バスが運行可能になるかもしれません。

あくまで私個人の期待なのですが、実現してほしいと思います。