未だ爪痕大きい、台風10号の被害。そして、台風12号は西日本へ。 ― 2016/09/01 21:03
特に、東北地方・北海道地方太平洋側に甚大な被害が発生した、台風10号。
今日夜の時点でも道路寸断による孤立地区が多くあり、救援を待っている方がおられます。
インフラの復旧はまだまだの場所が多く、断水・停電の箇所も多くあります。
また、主要道路寸断により物流にも大きな影響が出ております。
農産物の被害も大きく、今後価格上昇や品不足の懸念も出始めております。
交通機関では、函館線は倒木・通信ケーブル損傷・停電などにより明日も新函館北斗-長万部間・蘭越-長万部間が不通となります。
復旧までにはあと数日かかる見込みですので、ビジネス・週末のレジャーに影響が出るほか、北海道-本州を結ぶ貨物列車も運休していることにより物流にも大きな影響が出ております。
東北地方では、釜石線 遠野-釜石間・山田線 川内-宮古間が明日も不通となり、現地報道では復旧までにはあと1週間程度かかるのではないか、とのことです。
なお、三陸鉄道北リアス線は、本日夕方から久慈-普代間が再開しました。
普代-宮古間は停電などの影響で不通となっており、再開は停電が解消してから、とのことです。
そして、気になる台風12号の動き。
本日沖縄県太平洋上で発生、週末にかけて奄美諸島・九州縦断、四国・中国地方を通過する予報です。
今度は、九州・四国・中国地方に大雨・暴風の警戒が必要となります。
今後の気象情報はこまめにチェック、と思います。
その後は、日本海側に進む予報ですが、再び東北・北海道地方にも大雨の懸念があります。
関東地方は直接の影響は少ないと思いますが、本日発表された週間予報では、週末からしばらく雨の日が続く予報にがらりと変わりました。
台風からの湿った空気や太平洋高気圧が日本から後退するこによる湿った空気が流れ込むことにより、との予想と思います。
最後に、利根川水系の水不足。
ここ数日の雨により、約70%まで回復しました。
しかし、今後の降水によってはまだ解消に至らないので、節水には心掛けを、と思います。
台風12号は長崎県へ。そして、また低気圧が・・・。 ― 2016/09/04 20:12
九州北部に接近している、台風12号。
明日早朝長崎県に上陸する可能性が高くなりました。
強風域は無くなったものの、九州各地は大雨と強風となり、場所によっては記録的な大雨となりました。
明日いっぱいは警戒が必要と思います。
特に、今回の台風はコンパクト・速度が遅いので急に天候変化・影響時間が長くなる特徴があります。
特に、地震による被災地では土砂崩壊の厳重警戒が必要と思います。
その後中国地方南部に抜けて、日本海側で熱帯低気圧となる予報です。
中国・四国地方でも強風・大雨の警戒が必要と思います。
そして、台湾にはまた低気圧が・・・。
この付近は海水温がまだ高いので、今後熱帯低気圧・台風に発達する可能性があります。
予報では、太平洋を進み、四国~関東地方に接近・上陸する可能性もあります。
週半ば、強風・大雨に対する警戒が必要になると思いますので、今後の気象情報はこまめにチェック、と思います。
また、北海道では6日頃に低気圧と前線の影響で再び大雨の可能性があります。
既に地盤が緩んでいるところに・・・。
それほど雨量でなくても被害がさらに拡大する恐れがあります。
今年はあといくつの台風が接近・上陸するのでしょうか・・・。
シーズンは10月まで続きますので・・・。
台風13号発生、明後日午前中関東地方へ。 ― 2016/09/06 21:27
日本列島は、台風が続けて接近・上陸しております。
10号の大きな被害を受け、まだ復旧にもまだ手つかずの場所がある中、また・・・。
本日、沖縄県南シナ海で台風13号が発生しました。
明日から明後日にかけて日本列島に近い場所の太平洋上を進む予報です。
関東地方は明後日の朝から午後にかけて接近・伊豆大島付近を通過する予報ですが、神奈川県に上陸する可能性もあります。
台風が接近する前から本州に停滞する前線に湿った空気が流れ込むため、全国的に大雨の警戒が必要と思います。
既に、西日本地方では局地的に大雨となっております。
関東地方では明日朝から局地的に大雨となり、特に内陸部では注意が必要と思います。
ラッシュ時間帯に影響するかもしれません。
そして、台風が接近する明後日まで大雨に対する警戒が必要です。
暴風域はありませんが、強風・突風・高波ににも警戒が必要です。
また、交通機関は明後日午後まで影響が出るかもしれません。
台風はその後東北地方まで進み温帯低気圧となる予報ですが、被害地でも再び大雨に対する警戒が明日から必要と思います。
まだ地盤が緩んでいる場所も多くあるとのことで、それほど雨量でなくても被害が発生する可能性があると思います。
今後の気象情報・交通情報をこまめにチェック、と思います。
会社自体存続の危機・・・? JR北海道、台風被害。 ― 2016/09/06 22:03
台風の大雨・強風により広範囲に被害を受けた、JR北海道。
特に、根室線は甚大な被害を受けました。
その後の被害状況調査で、当初は復旧まで1ヶ月程度・・・でしたが、やはり被害箇所・規模が大きく復旧まで早くとも11月いっぱい、進捗状況によっては来年までかかるとのことです。
(半年程度かかるとの報道もあります。)
札幌-帯広・釧路の鉄道ルートは長期間不通となり、ビジネス・観光に大きな影響が出ることになってしまいました。
高速バス・航空機の増便で対応となりますが、代行バスは当分運転出来ない(国道が不通となっているので、最悪1ヶ月程度は設定出来ないとのこと。)ので、さらに影響が拡大しそうです。
また、長期不通により「JR離れ」がさらに・・という懸念も。
復旧費用は総額50億円以上(他の線の復旧費用を含む。)という情報もあり、収入減により会社にさらに大きな負担となってしまいます。
国からの補助もあまり期待出来ない(半額出ればいい方。)ので、今回の災害で会社の存続自体を危ぶむ声も聞かれております。
乗客が少ない線の廃止を打ち出した、JR北海道。
今回の災害で加速することになってしまうばかりでなく、「倒産」も・・・。
北海道内では、そんな噂もこのところ聞かれるそうです。
最悪の事態を避けるべく、国は復旧費用を増額する措置が出来ないか。
是非、検討してもらいたいです。
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