常磐線 2020年春まで線全線再開へ。2016/03/02 21:16

今日は日中穏やかに晴れ、日中風がほとんど無く春の訪れを感じさせるような暖かさでした。

明日以後、特に日中は関東地方は山間部を除いて日中最高気温が15℃以上となる日が多くなりそうです。

特に週末にかけて朝晩の冷え込みが弱くなり、通勤通学が楽になるのかな、と思います。

春はもうすぐ・・・ですね。


さて、1日の報道によりますと、東日本大震災・福島第一原子力発電所事故により開通時期が未定でした、常磐線 富岡-浪江間(20.8Km)について、2020年春までの開通を目指す、とのことでした。

5日に首相が福島県に訪れ、表明するとのことです。


富岡-浪江間は、空間放射線量が高い区間を走行しておりますが、試験除染の結果、年間20ミリシーベルトに相当する空間線量毎時3.8マイクロシーベルトを下回る見通しとなったそうです。

このため、早期開通が可能となったとのことです。


常磐線は、津波により甚大な被害となりました、相馬-浜吉田間が予定より早く今年12月に再開することが発表されております。

また、小高-原ノ町間が今年春・浪江-小高間が2017年春・竜田-富岡間が2017年度中の再開を目指しております。

2020年春の開通が実現すれば、約9年ぶりに全線での運転再開となります。


しかし、再開区間の除染が進んでも、居住地域での除染はまだしばらくかがる見通しの他、避難解除が行われても住民が帰還するかは未知数です。

現状、解除された地区でも帰宅された方は少ないので、素直に再開が喜べない・・と感じてしまいます。

でも、この開通が復興の一助となれば、と思います。


なお、被災地域を通過する国道6号線は通行が可能(制限あり)で、常磐自動車道も当時工事中で未開通区間だった箇所も含めて全線開通しております。